XJ900の爽快チューン
2012年11月18日 - 2012年第5回ダンロップツーリングステーション@マキノ・ピックランド
     
かの有名な“プラタナス並木”の中ほどに、ピックランドはある。剪定を終えたばかりのプラタナスは、まだ青々としていた。
二番手に到着したロスマンズカラーも鮮やかなNSR250。リアの伸び側ダンピングを少々緩めては…とアドバイスした。
ドリンク無料サービスのメインはコーヒーで、味にウルサい田村社長が選んだ豆を使っており、味・香りとも本格派である。
 今年最後のダンロップ・ツーリングステーションの会場は滋賀県高島市マキノの“マキノピックランド
である。ビッグではなくピックなのは、広大な果樹園の中に、果実や木の実を摘み取る(pick)観光農園が併設されているから…らしい。
 ここはまた、ツーリング記事や広告写真によく登場する“メタセコイア並木”でも有名で、ピックランドは、この並木道の中ほどにある。
 今回のツーリングステーションは前回までとは異なり、ウチから近いため前泊なし。 朝6時すぎに家を出て、給油の後、 通い慣れた府道5号

(和束川沿い)〜 町道?〜国道307号(約800m)〜国道422号〜県道29号〜 県道559号(湖岸道路)〜琵琶湖大橋 〜真野IC 〜湖西道路〜国道161号…のルートで現地入りした。
 この時期の滋賀県北部は天候不順なことが多く、去年に続き、今年もまた降水確率が高い日に当たってしまった。ウチから琵琶湖大橋近辺までは曇りで、その後、わずかに晴れ間が覗いたものの、湖西道路に入ると雨が降りはじめ、志賀バイパスの終点あたりでは土砂降りに…。
 平地に降りればマシなはず…との希望的観測に従って 湖畔の161号に

出ると、希望どおり雨はやみ、会場に着くころには日が差してきて、着ている物もほとんど乾いた。
 私が着いた8時すぎ、すでにお客さんが1人いた。尾張小牧ナンバーのハヤブサである。テントの中で着替えを済ませ、表に出ると、ピカピカのNSR250(MC28)がやってきた。8時半をすぎると、続々とオートバイが集まってくる。 ZRX1100、ニンジャ250、Z1000、ZR-7Sなど、 カワサキ車が多い印象だ。 このZR-7Sは湖岸道路で一度、 161号の白髭神社付近でもう一度、左手を挙げながら追い越したような気がする(笑)。
午前中、まだ晴れていたころの会場風景。手前にズラりと並ぶのは、ここをクラブのミーティング会場に選んだZZR1400。
会場のとなりの栗園(ピックランド)には、野生のニホンザルの群れがやってきて、落ちた栗を拾い、皮を剥いて食べていた。
協賛メーカー/ショップのひとつ、RKチェーンの展示ブース。新製品の広告の他、チェーンの無料点検・調整サービスもあり。
 今回の私の担当は、いつもの“足まわりセッティングアドバイス”と午前&午後各1回のトークショー出演。トークショーの相方は、前回の阿蘇のときと同じく、トライアル国際A級スーパークラスの小川友幸選手で、トークショーのあとには彼のデモ走行があるのも前回と同じ。
 心配した天候は、午前中は何とかもった。来るのも帰るのも一番だった尾張小牧のハヤブサさんを見送ったあと、二番乗りのNSR250さん、お子さん連れでクルマで来られたYZF-
R1(2009)さん、 前後にTT900GPを履いたニンジャ250さん、ZRX1100さ

ん、Z1000さん、 そして阿蘇には店長自ら駆けつけてくれた Detans MO
TO+
のお客さんだと判明したZR-7Sさんら、多くの方に相談を受け、その場でチェーン調整をしたりしていると、あっという間に昼になった。
 午後は残念ながら雨。まだまだ入
ってくるお客さんはいるが、出ていくお客さんのほうが多く、駐車場のバイクの数は半減。ちょうどそのころ、途中(地名)から鯖街道を経て朽木の道の駅でランチバイキングの後、マキノめざしていた奈良&和歌山のテレレバー軍団( kei-1さん、あおべえさん、なっしょさん)がご

到着。この日は他にも、 XJR1200のむらかみさん、 GPz1000RXのはしづめさん、 BMW R100SとRSを連ねた久谷御大とその先輩、 今日はカブ110&Vitzのとなかい&とべない豚夫妻ら、いつも遊んでもらっている地元のバイク仲間にも多数お越しいただき、遠方での開催時とはまた違った緊張感に包まれていた(笑)。
 閉会の14時になっても雨の上がる気配はなく、会場を後にされるお客さんを見送り、スタッフが撤収にかかると同時に、今日は定時に上がらせてもらい、テレレバー軍団と菅浦に向かった。>去年の菅浦の大銀杏
トークショーの後の人気企画、じゃんけん大会でお客さんの相手をする小川友幸選手。ダンロップのTシャツやタオルが賞品。
菅浦の大銀杏脇に到着したテレレバー3台+XJ900。11月27日に来た去年よりも9日早く、まだ少々緑がかった黄色だった。
 マキノから菅浦へは、海津大崎をぐるっと回る湖畔の道で行くのが、眺めもよく、走って楽しい道ではあるが、この雨の中、とりあえず大銀杏を見るという目的を達成するだけなら、早く行けるほうがいい。そこで今日は、会場からすぐに国道には出ず、メタセコイアの並木道をさらに北に向かい、そのまま道なりに走
って国道161号に出、 ひとつ北の信号から303号へ、 そして永原〜大浦を経て菅浦に向かった。距離に大差はなくとも、こちらのほうがうんとカーブが少なく、雨天では安心だ。
 会場を出てから菅浦までは、降っ

たり止んだりの天気。目当ての大銀杏を眺めたあと、いつもなら奥琵琶湖パークウェイを走るところ、今日は大浦〜永原まで引き返し、 303号で木之本に向かうことにした。
 霧雨、低温、ウェット路面、落ち葉、急な下り坂、見通しの悪いカーブ、荒れた舗装…と、七重苦のパークウェイ後半も、このメンバーなら問題ないはずだが、このメンバーならではの賢明な判断により(笑)、より安全なルートを選んだのである。
 303〜8号で木之本に出たあとは、北陸道〜名神高速〜京滋バイパス…とつなぎ、なっしょさんはそこから

さらに第二京阪方面へ。残る3人は巨椋で下りて24号へ。そして京奈和道の城陽で奈良のお二人と別れた私は、引き続き24号で帰宅した。
 木之本で北陸道に入ったあとは、雨は降らず、路面もほとんどドライに変わり、 3台のテレレバー(BMW R1100S×2、 R1200ST×1)との高速ツーリングを堪能したのだった。
 九州からの帰りに明らかになったXJ900の、 高速ツアラーとしての資質も充分なエンジンと、何とかしたい居住性(主に防風対策)が、今日のテレレバー3台との高速走行によ
って、さらに明確になった。


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