XJ900の爽快チューン
2012年4月22日 - 2012年第1回ダンロップツーリングステーション@十国峠(当日)
     
セッティングのアドバイスから始まり、最後は濃ゆ〜いバイク談議をしたライダーのホーネット250。晴れなら試乗したかった。
トークショーの八代さん。自分の言葉で延々としゃべるスタイルはいつもと同じ。自伝の出版、楽しみにしていますよ(笑)。
おなじみのXJ750Eで現われたyajiさん。単身赴任をエンジョイされているようで、お宅の庭にはサーフボードも置いてあった。
 天気予報を見ても雨雲レーダーの画像を見ても、雨になるのは時間の問題と思われた“ダンロップツーリングステーション”の当日。運営スタッフは7時ごろに熱海駅前のホテルを出、細かな準備(大まかな設営は昨日の夕刻に済んでいた)のために十国峠レストハウスに向かった。
「吉村さんは9時までに来てくれればいいですよ…」と言われていたとはいえ、は〜そうでっか…と、言われたとおりにするわけにはいかず、7時半ごろにホテルを出て会場を目指す。が、もともと土地勘がないうえに地図を持っておらず、ホテルで教えてもらった“来宮駅前”に出るまでに何度か道を間違えた。
 来宮駅前からあとは、熱海街道を熱海峠へ。昨日の早朝に家を出て以来初めての、明るい時間に走るドライのワインディングロードだ。ここでは、7年ぶりのK300GPのフィーリングを探り、体が覚えているスポーツデーモンと比較しながら走った。
 会場に着くと、前回よりも明らかにテントの数が少ない。聞けば、小さいテントの多くが、昨夜の強風で倒れたり位置がズレたりしたので、大きく安定したテントのみ残して撤去したそうだ。そんなわけで、私の仕事場となる“足回り無料セッティングアドバイス”のコーナーは吹き

さらし。何とか、終了予定の14時まで降らずにいてくれるのを願うばかり…とはいえ、この時点ですでに、今にも降りそうな空模様だった。
 だが、さすがに伊豆箱根。前の道を通過するバイクの数は多く、表に停まってツーリングステーションの開場を待っているお客さんもいる。寒空の下、長く待ってもらうのも気の毒なので、少々開場を早め、9時前に場内への誘導を開始した。
 今回が初の“セッティングアドバイス”は、筋書きも何もなく、相手次第の出たとこ勝負である。持ち場で待機して、相談にやってくるお客さんと話をするだけでは、ただの雑談になってしまいそうだった。
 そこで、セッティングアドバイスのコーナーでは受け付けだけして、受け付けたあとは、お客さんといっしょに彼のバイクのところに行き、実車を前に押したり引いたり、跨が
ったり跨がってもらったりしながら話す…というスタイルを採った。
 最初はGTS1000、続いてXJR1300のお客さんに声をかけられ、どちらも足まわりのセッティングだけでなく日常の点検整備から改造や乗り方に至るまで、いろんな話をした。
 話の合間に、会場内の通路で立ちゴケした女性ライダーの FZ1の点検やミラーの修復、懐かしいW1SAのラ

イダーとの歓談などをしていると、yajiさんooさんコンビが登場。ooさんは今回ホークATでの参加だ。ちょうど昼休みだったので、3人で食事を…と、レストハウスに向かうと、そこにロードライダーの月岡編集長が現われ、4人で盛り上がる。
 このころから雨が降りはじめ、入
ってくるお客さんよりも出ていくお客さんの数が多くなる。それでも、2回めの八代さんのトークショーには、熱心なファンの方をはじめ、多くの参加者が聞き入っている。
 私は、BS誌爽快チューンの愛読者だという ホーネット250のライダーとバイク談議。その間にも、雨足は徐々に強まり、終了時刻の14時にはしっかり本降りに。最後まで残っていたお客さんを見送り、会場の片づけを半分ほど手伝ったところで、この日の私の仕事は終わった。
 当初、晴れれば現地からそのまま走って帰る予定だったが、手持ちのウェアでは、雨はともかく、寒さを防ぐのが困難と思われ、yajiさん宅に泊めていただくことにした。
 会場からyajiさん宅へは、箱根新道でもターンパイクでもなく、もちろん西湘バイパスもオダアツも使わず、ひたすらコクイチを東進するル
ートを選び、まだ明るいうちに、無事、大磯のyajiさん宅に到着した。


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