2011年10月30日 - オーリンズのリアショック(36PRCLB・YA5220/5230)を分解 |
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自分でも予想外の展開になってきた(笑)。26日にガス圧調整をしてもらったとき、興味本位で(そのときはまだ自分でやる気はなかった)バラし方を聞いたところ、とても簡単だということがわかった。 「ガスを抜いて…指先でグッと押し込んで…クリップを外して…引っ張 って…」とか「プラハンでコンコンと叩けば外れる…」などの言葉を聞いていると、自分でもできそう…を通り越して、できて当たり前…という気がしてきた。特殊工具はもちろ |
| ん、バイスさえ不要というのが決め手だったかもしれない(笑)。 これにより、23日の最後に書いた “今のオーリンズをオーバーホールすべきか、これを機会に別の製品を導入するか、思案のしどころ”の結末は、オーリンズのオーバーホールに決まる可能性が高くなってきた。 ただ、高まった可能性を“決定” に昇華させるためには、現物がオーバーホールに耐える(オーバーホールして継続使用/再使用する価値がある)状態だという確証が必要だ。 |
| そこでまず、2003年9月5日に取りつけ、2011年5月6日に取り外すまでメンテナンスなしで 88408km走った(中古品だったので、入手前の走行距離は不明)個体を分解し、各部の状態を点検することにした。 今年の5月6日に片側だけ取り外したのは、 2009年11月から2011年5月まで1年半の不動期間中にオイル漏れとガス漏れ(大気側に漏れたかオイル側に漏れたかは不明)が生じ、うまい具合に片側だけ見つけた代替品に交換したからである。 |
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前にも書いたように、このダイアリーは整備教室ではないし、個人でオーリンズ製品のオーバーホールをするのを推奨したくもないので、具体的な分解方法は省略する。ヒントはすでに書いてしまったが…(笑)。 バラしはじめてすぐに、消耗パーツとオイル交換のみで、こいつは問題なく再使用可能だと確信すると同時に、多くの名だたるサスペンションチューナーがオーリンズ贔屓な理由の一端を垣間見た気がする。 無駄のない簡素な構造(作業性の |
| 良さにもつながる)でありながら、勘所はしっかりと押さえ、材質や加工精度に極度に依存せずに性能を出し、それを量産し、性能を維持するための知恵がいっぱい詰まっている …とでも言えばいいだろうか。 この造りで、この性能の物を量産できるメーカーが、材料と加工精度を高めて作ったレース用の製品が、レース界でデファクトスタンダードになっているのもうなずける。 で、バラした個体に話を戻すと、ざっと見て交換したほうがよさそう |
| なのは、シールヘッド(ロッドに接触するスライドメタル/オイルシール/ダストシールをセットした物。下の写真の一列に並んだパーツの左から3つめ)とピストンリング(筒に接触するスライドメタル)およびフリーピストンのOリングとピストンリング、そしてガス室底部のフタのOリングあたりのようである。 オイルは今後のお楽しみといった感じで、 シルコリンのPRO RSF 5WTにするかアッシュのFS FD 30番にするか、情報収集&検討中である。 |
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