“オレって、ひょっとして箱作りの名人なんとちゃうか…”な〜んて調子に乗っていたら(笑)、けっこう大事なところで失敗をして、またもややり直しである。スゴロクの“振り出しに戻る”ほどではなかったのが不幸中の幸いというべきか。 気を良くしていたのは、継電器箱の側面の周囲に当てるアングルが出来上がったころだ。側面につながる4面のうち、上下の角パイプと裏面のポリカ板は接着で、表面のポリカ板のみパッキンを挟んだネジ留めである。それぞれの構造に合わせて4本のアングルを切り出し〜成形し、ガムテープで仮止めしたところ、驚くほどピッタリに仕上がっていた。 これで、細かなパーツはほぼ揃ったので、そろそろ固定部分を固定していかないと、フタ(表面のポリカ板)を留めるパッキンの製作とタッピングビスの穴加工ができない。 |
| で、固定部分の中で最もメンドクサく、うまくいくかどうか、やってみなければわからないところを真っ先に固定することにした。それが、裏板の四角窓にダクト(4片のポリカ板で組んだ矩形断面の短い筒)を嵌め込み、裏板表面とダクト端面の間にパッキンを挟む部分だ。 ここには、裏板の窓よりも、上下左右に3mmずつ小さい窓を開けたフレーム(3mm厚のポリカ板から切り出し)を用意し、そいつと裏板の間にパッキンを挟んで接着+リベット留めして、ダクトの位置を決めつつシールできる構造を狙った。 ところが、こういったことをするには、3mmのポリカ板では剛性不足だった。右の写真を見てもらえばわかるように、リベットを打った部分とそうでない部分で、間に挟んだゴムシートの厚さに大きな差が生じ、フレームが波打ってしまったのだ。 |
| おまけに、パッキンの両面に塗った接着剤(コニシボンドのMOS7)の伸びが均一でなく、見苦しい模様ができてしまった。これは、透明なポリカ板だからわかることで、例えばアルミ板だったら気づかずに済んでいたことかもしれない。 見苦しいだけなら、見なければ済む(笑)。しかし、裏板とフレームの間のゴムシートに変な“クセ”がついたので、ダクトを嵌め込んで軽く押さえただけでは密着せず、うまくシールできない可能性がある。 最も簡単な解決策は、ダクトを取り外し可能にせず、固定してしまうことだ。それによって少々面倒になりそうな配線作業は、角パイプに穴を追加すれば問題ないだろう。 …というわけで、パッキンを捨てて、裏板〜フレーム〜ダクトの3点を接着してしまうか、他に良策があるか、ただいま検討中である。 |