こんなのも走っていた。(PUCHの原付) |
かといって、次の目的地であるブダペストから あまり遠いところまで行く気にもならない。 どうしたものか…と、ほとんどいつものクセでミシュランの地図を開くと バーデンの真下に『Bad Vöslau』という地名があった。 『うーん、バーデンの隣でバート何とかか…。 きっと、こっちも温泉に違いない』…そう考えたボクは 地図を閉じるが早いか、バート・フェスラウ向かって走り出した。 完備した道路標識のおかげで迷うことなく 5分も走ると、もうそこはバート・フェスラウの町の入り口だった。 町に入り、道端にあるホテルやガストハウスなどの標識を頼りに ひとつひとつ当ってみるが 真っ暗で、どう見ても営業中とは思えないものが2軒 標識通りに行っても場所がわからないものが2軒というありさま。 これ以上の深追いは、もしも全然宿がなかったときのバックアップとなる ウィーンのホテルへの到着を遅らせ 結局、そっちもダメにしてしまう可能性があった。 帰りの道すがら、宿が見つかることを期待しつつ ボクは、バーデン経由、ウィーン方向に引き返そうとした。 |